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『ボクは算数しか出来なかった』『怠け数学者の記』

ボクは算数しか出来なかった (岩波現代文庫)ボクは算数しか出来なかった (岩波現代文庫)
小平 邦彦

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怠け数学者の記 (岩波現代文庫)怠け数学者の記 (岩波現代文庫)
小平 邦彦

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『ボクは算数しか出来なかった』 読書時間 2時間
『怠け数学者の記』 読書時間 3時間

数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した
小平邦彦先生のエッセイ集。

人間には味覚や知覚のような感覚があるのと同様に
『数覚』というような感覚があるとのこと。
しかし、この『数覚』は
音痴の人とそうでない人がいるように個人差があるそうです。

多分、一流のプロの音楽家になるのに
子供の頃から音楽をやっていないと行けないのと同様に
一流の数学者になるには
子供の頃から数学が好きでないといけないのでしょう。

4062573946ニュートリノ天体物理学入門 ― 知られざる宇宙の姿を透視する (ブルーバックス)
小柴 昌俊

講談社 2002-11-21
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『ニュートリノ天体物理学入門』
ではノーベル物理学賞の小柴先生が
自分は劣等生だったとおっしゃってますが、
実際は海外の大学で博士号取得の最短記録を作っていたりして
全然天才です。

小平先生のエッセイを読んだ感想も
「天才はすごいなあ」です。
ただ、小平先生のエッセイを読んでいると
天才なだけでなく運命に導かれたようなところがあります。
冒険家の植村直己さんの本を読んだ時も
運命のようなものを感じました。
僕の人生ですら振り返ると
運命とか偶然の出会いとかがあったような気がします。
10年前には今現在の自分の姿は想像もしてなかったな。
僕はこれからどのような運命に導かれ
どこに向かっていくのでしょうか。

小平先生は吃りがあるそうです。
僕の大好きなルイス・キャロルも吃りがあるそうです。
きっと頭の回転に言葉がついていかないのでしょう。
僕が吃ってみた所で天才にはなれませんが、
僕に話しかけたら急に吃りだしても温かく見守って下さい。

ところで僕の指導教官もおそろしく優秀な人です。
しかも、仕事もスポーツもできて、
努力家で、さらに人格者です。
憧れますがとても真似は出来ません。

せめて、いつか天才に憧れながらも凡人以下の能力しかない
暗い挫折の物語でも書こうと思います。
タイトルは
『ボクは国語しか出来なかった』
です。

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『博士の愛した数学』

博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子


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読書時間 一時間半

ゴールデンウィーク中、
実家の近所で「ご自由にお持ち帰りください」
と書かれておいてあったのをもらいました。

僕は記憶障害を物語の設定につかうのは嫌いです。
本書に出てくる博士は事故で記憶障害になり、
80分以上新しい前の事は覚えていられません。
もうこの時点で卑怯でしょう。
確かにこの設定で物語をつくれば
おもしろいし、はかないし、うつくしくなるでしょう。
でも記憶障害ってきっと
そんな甘い病気ではないと思うんですよね。
主人公の家政婦という仕事も実際は相当きついですしね。
だから記憶障害を設定に使った物語が
つまらなかったらほんとに許せない。

で、この本なんですが悔しい事に
面白かった。はかなかった。美しかった。
どこかこの「博士」のような浮世離れした
数学者や理論物理学者に憧れてしまいます。
大学にいると実際にこういう人をみかけますが、
いつも心のどこかでああいう風になりたいなと
思ってしまいます。

浮世離れしたところだけだったら、
真似できるんだけどな。
寝癖は絶対直さないとか。
でも、そういう人たちは天才だからかっこいいんだよな。
でも、形だけ真似してみようかな。
僕がすごい寝癖で現れたらそっとしておいて下さい。

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